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2007年07月02日
父親が支えた勝利
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昨日、世界ボクシング協会(WBA)フライ級王座統一戦が行われた。
チャンピオン坂田健史が同級暫定王者ロベルト・バスケスを3-0の判定で勝ち、タイトル統一と初防衛に成功した。
この勝利にはいろいろなエピソードがある。3年前当時の世界チャンピオン、ロレンソ・パーラーとの初の世界タイトル挑戦で、2Rにチャンピオンの強打で顎の骨が砕けそのまま全ラウンドを闘った。その勝利への執念たるやものすごいものだった。
一時はこの顎の骨折で引退を考えたが、どうしても諦めきれず再起を期して同級暫定王者バスケスに挑戦したが僅差で勝利をすることが出来ず、悩んでいた。その時、父・直文さんに「中途半端は良くない。辞めるんならバスケスに勝ってからにしろ」と一喝され、再度今回の挑戦となった。
もともとボクシングには猛反対だった父も、息子の諦めない執念から応援することを決め、今回の防衛戦前には事細かく電話やメールで相手の弱点を指摘し、息子に素人ながらアドバイスを送り続けた。その甲斐あって見事坂田選手は初防衛に成功した。まさに親子の勝利である。
この日はもう一人、陸上・走り幅跳びの池田久美子選手が3年連続4度目の優勝を飾った。このジャンプ姫である池田選手は、中学時代6メートルを飛び天才少女と謳われながら、高校時代にスランプに陥りもがき苦しんだ。それを父・実さんが中学時代から娘を指導し絶対将来7メートルの大台を越え、世界のひのき舞台で表彰台に上らせるという夢を抱き、2人3脚で娘を陰ながら指導し続けた。その父も今度の日本選手権前に突如他界し、支えを失った。しかし、天国からの父親の声が聞こえたのか、彼女は「7メートルを飛んで表彰台に上り、父親に報告をしたい。それが自分の父親に対する恩返し」と決意し一所懸命ジャンプにトライした。しかし、今回は残念ながら7メートルの大台は越えられなかったが、次の世界選手権には父親との約束を果たしたいと涙ながらインタービューで応えたのがテレビを通じて私の心を打った。この日の2人の勝利には陰日なたに支え続けた父親の力があったことを両選手とも忘れずに、自分のため、日本のために活躍をしてほしいものである。
参考資料:産経新聞 SUZUKI サンケイスポーツ より
Drの四方山日記(335)
投稿者 drnakashima : 2007年07月02日 19:21
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