« 米国映画『南京大虐殺』 | メイン | 「しょうがない」が通る社会 »
2007年07月05日
価値ある早食い選手権
![]()
アメリカ独立記念日の4日、ニューヨークのコニーアイランドでネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権が行われた。
この選手権には6連覇中のディフェンディング・チャンピオン小林尊さん(長野県出身)が出場した。自らの記録を大きく更新したにも関わらず、惜しくも7連覇の夢は消えた。
この大会は1916年に4人の移民がネイサンズのホットドッグ販売店前で、誰が一番「愛国心」を持っているかを賭けて早食い競争をやったのが最初だといわれている。
この時は12分間で13個のホットドッグを食べた人が優勝した。その後この競い合いは毎年米国独立記念日にあたる7月4日に開かれることになった。
健康を考えこの大会の参加者は満18歳以上と定められ、1993年より国際的になり各国で予選が行われ、その予選の優勝者が7月4日の本戦に出場できるというものだ。もちろんそれに掛かる旅費は会が負担するという。優勝者には食べたホットドッグの個数が刻まれたプレートが掲げられる。その他トロフィーとマスタードイエローのベルトとホットドッグ1年分が送られる。原則として賞金は支払われない。ただ、その年によってスポンサーがつくと副賞として旅行がプレゼントされる。アメリカ主催の大会なのに、1996年以降(1999年を除く)不思議に優勝者は日本人である。2000年にはなんと1位~3位まで日本人が独占した。これがオリンピックならば大変な出来事である。
2001年から2006年まで小林尊さんが優勝し続け世界記録を塗り替えてきた。その戦歴から「TSHUNAMI(津波)」と称され、アメリカで最も有名な日本人の1人となった。しかし、大会前に無理をしたため口が指一本分しか開けられなくなり、医師により顎関節症と診断された。通常、口を開けるのに指3本分入るのが正常といわれている。そこで今回の大会を断念しようと思ったが、今年3月に母親を亡くし、お母さんのためにも素晴らしい記録を残したくて参加することにした。もちろん出場するにあたり、口腔の専門医や我々の分野であるカイロプラクティック・ドクターの治療を受けた。その甲斐あって背水の陣で今回の大会にのぞみ、見事自己最高の63個をたいらげた。
しかし、米国人のジョーイ・チェストナットさんが66個という世界記録を出したため、惜しくも涙をのんだ。負けた小林さんも「今まで連覇を大切にしてきたので緊張感が切れるのが痛いが、この敗戦がかえって自分の財産になるのではないか」とコメントした。小林さんも母親の死をバネに再度復活してくれることをファンは願ってやまない。
参考資料:時事通信 フリー百科事典 毎日新聞 より
話題シリーズ(14)
投稿者 drnakashima : 2007年07月05日 19:06
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://a-beam.net/mt/mt-tb.cgi/217