« 行き過ぎた番組作り | メイン | 「とりあえずビール」の崩壊 »
2007年07月11日
日本の文化が世界に
![]()
最近の暗いニュースの中、明るいニュースを一つ。日本文化を代表する歌舞伎を続々と海外で公演するという話。
特にこのところ欧米など先進国で公演するのは意義あることである。なぜなら欧米はもともとオペラやミュージカルのメッカであり、そこに異色の歌舞伎が入ることが異例であった。しかし、2004年10月、市川海老蔵がパリ国立シャイヨーク宮劇場で、同じく9月中村勘三郎ら「平成中村座」がニューヨーク公演を行ってからロシア・イギリス・ドイツ・中国などで海外公演が果たされるようになった。そこで今回は「平成中村座」のニューヨーク・ワシントン公演を7月に、人間国宝・坂田藤十郎ら「近松座」が9月に中国4都市で公演を行う。今年の3月には市川團十郎の市川一門がパリ・オペラ座で公演し大きな反響を呼んだ。
なぜこうも海外で歌舞伎が見直されたのか。それは歌舞伎が、その文字が示すように、歌(音楽的要素)、舞(舞踊的な要素)、伎(芝居的表現要素)を巧みに融け合わせ調和の取れた「統合芸術」だからである。特に欧米で見直されている浮世絵の芸術心や感覚を取り込んだ色調が鮮やかなせいかもしれない。
もともと歌舞伎は神楽、能楽、舞楽に人形浄瑠璃、三味線、雑芸を含んだ芸能である。そこに最近の歌舞伎はスーパー歌舞伎、ロック歌舞伎など、以前この世界では見られなかった要素を取り入れていることが現代人にも受け入れられているのではないか。
今回で海外公演が56回目となり歌舞伎はもはや文化使節として時代を越えて未来を志向する「総合芸術」として絶賛をされるのではないだろうか。日本文化を世界の国々が理解し、喝采を浴びることは素晴らしいことである。
参考資料 産経新聞・かぶきちょっといいはなし より
Drの四方山日記(341)
投稿者 drnakashima : 2007年07月11日 16:29
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://a-beam.net/mt/mt-tb.cgi/222