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2008年06月13日
秋葉原殺傷事件に対する私見(2)
こんな事件を起こすとマスコミをはじめ、心理学者などの有識者は一同に「キレた」「育ってきた環境が問題だ」「幼児性をもった自己中心主義」と指摘する。
確かに一理はあるが、その前にもっと我々が考えなきゃならないものはこのような事件に走らせたプロセスである。
人間は優秀であれば、自分の将来に対して夢を持つ。その夢が実現しないと何かに頼ろうとする。今回の場合、容疑者はインターネットに救いを求めた。なぜならネットの掲示板は顔が見えないだけに自分の思うことを書き込み、流すことが出来る。それが自分のひとつのストレス解消であった。
この容疑者は勉強やスポーツが出来ただけに自分の才能を磨き、それを活かせればきっと裕福になれると思ったらしい。
しかし現実は厳しく、働いても賃金が増えない、いわゆる「ワーキングプア」の現象に嫌気がさし、社会の冷たさに直接触れてしまったために人格が変わってしまったようだ。
その結果、「自分はもう駄目なんだ」という無力感から今回の行動に走ったのではないだろうか。彼をこういう人間にさせた背景にはもちろん両親の離婚問題があるが、それ以上にこういう若者をうまく受け入れられない社会にも問題があると思う。
世相シリーズ84
投稿者 drnakashima : 2008年06月13日 08:00
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