18日、歴代の旧厚生省事務次官宅で殺人事件が2件起きた。警察庁は厚生労働省次官や社会保険庁長官経験者に対する連続テロ事件の可能性大として捜査に乗り出した。今回の事件に対する背景には、かなり深い意味合いがあるのではないかと想像される。
相次ぐ年金問題の不祥事は根が深くいまだ解決の見通しが立たない状況にある。それと同時に後期高齢者医療費問題も噴出し、厚労省は国民の信頼を失なう結果になった。今回標的となった2人は共に年金局長として1990年代に陣頭指揮を執っていた人たちである。「百年安心」をキャッチフレーズ に平成16年年金制度改革関連法が成立したはずなのに、社保庁の課長らの汚職事件、業者との癒着など公的年金をめぐって数々の事件や不祥事が続出している。その責任者である旧厚生省の幹部に矛先が向けられてもおかしくない状況であった。
吉原氏と山口氏は旧厚生省では先輩後輩の関係にあり、基礎年金制度の導入では担当幹部として力を発揮し、年金問題のエキスパートだった。その意味からも現在の年金に関わるいろいろな問題に対し、恨み辛みが事件を起こすまでになったのではないだろうか。人間の憎悪は想像以上に恐ろしいものである。それも実際の行動に移したならば、罪のない人間をも殺傷してしまう狂気になりうるのである。
参考資料:産経新聞
世相シリーズ106
7日、肺がんのため73歳の人生を閉じた筑紫哲也氏を偲び、私見を記載することにした。私が初めて筑紫氏の番組「NEWS 23」を見たとき、ずいぶん、事の良し悪しをはっきり言うキャスターだなぁと思った。この時間帯、他局で「ニュースステーション」というニュース番組を久米宏氏をキャスターにやっていたので、ついそちらを主に見てしまった。
久米氏の歯に衣着せぬ言い方と違い、筑紫氏のやさしさの中に言うべきことをはっきり、妥協もなく語りかけるニュースは、見る人を真剣にさせてくれた。特にコラム形式の『多事争論』は素晴らしく、私も釘付けになるほど毎回見させてもらった。
彼のジャーナリストとしての社会的発言には賛否両論があるだろうが、私は彼の一貫した報道姿勢を高く評価していた。筑紫氏は朝日新聞で敏腕政治部記者および特派員として活躍していた。1977年頃からテレビのメインキャスターとして登場した。そして1984年から4年間、雑誌「朝日ジャーナル」の編集長として活躍し、1989年10月からTBSの「NEWS 23」のメインキャスターとして迎えられた。彼は身内にも容赦なくTBSの過ちに対する厳しい批判姿勢は報道業界に波紋を起こした。
ともかくリベラルな文化人として、ニュースをきちんと国民に伝える姿勢は日本国内外に高く評価されていたようだ。また彼の独特な風貌は何か知的でありながら、やさしいおじさまという感覚を見る者に与えた。そのため若者から年配者まで男女を問わず広い層に受けいれられた。
筑紫氏は無類のヘビースモーカーで、ハイライトとマルボロをこよなく愛していた。それに対し、周囲から肺によくないので禁煙すればと勧められた。しかし彼は「一服できないと面白くない。百害あって一利なしというけれど、文化は悪徳が高い分深い。タバコは人類が発明した素晴らしい文化であり、タバコの代わりはない。これを知らずに人生を終わるのは忍びない」という持論を述べて、周囲を煙に巻いていた。ところが彼の人生を終わらせる原因になったのが、肺がんとは皮肉である。自分は人生を楽しんだし、思うように行動・発言ができたことは満足であった人生だと思うと述べていたのが、印象的であった。冥福を祈る。参考資料:毎日新聞 フリー百科事典 より
Drの四方山日記(633)
17日、理化学研究所がアレルギー性喘息など気道過敏症をひきおこす悪玉細胞を発見したと発表した。喘息といえば代表的なのはアレルギー性喘息である。子供に起こる気管支喘息の多くは、この病型である。国内のアレルギー性喘息の患者数は300万人に達し、いまや国民的病気となっている。世界を見てもこの病気の患者は3億人いると言われ、死亡者数も年間25万人超に及び、わが国でも3000人の患者が亡くなっていると言われている。
アレルギー性喘息はのど(気道)の過敏性が高まって発症すると言われ、その原因細胞や分子メカニズムはこれまでわかっていなかった。それが今回の研究グループにより、アレルギーを伴い気道過敏を起こす悪玉細胞が、コミュニケーション機能をなすインターロイキン(IL)-17RBというたんぱく質の受容体をもつ、一部のナチュラルキラーT 細胞(NKT細胞)であることを突き止めた。
実験では、人為的にこのNKT細胞を欠損させて、IL-17RBの働きをとめたモデルマウスを使って喘息症状を誘発させたが、気道の炎症が起こらないが、NKT細胞を欠損させたマウスにIL-17RB の受容体を持ったNKT細胞を移入すると気道炎症が憎悪することを確かめた。
この実験が社会的に求められているアレルギー性喘息の克服や、慢性化する前の予防になれば素晴らしい。日本の科学者による研究も捨てたものではないと改めて感服した。
参考資料:毎日新聞 より
9月に米国証券大手、リーマンブラザーズが破綻してから、金融危機が深刻化し、世界的な景気後退が懸念されている。そんな中このところ、出版界も不況の波に飲み込まれていたが、今回の金融危機から金融不安や恐慌を題材にしたビジネス書が爆発的に売れ出してきた。普段、経済書を読まないサラリーマンや学生までも読み漁っているようだ。
大手の書店では金融危機の特選コーナーを設けて販売に躍起になっている。ただし売れに売れているのは500円前後の本であり、いかにも今の不況を反映しているようだ。特に国民生活へ不況が直接影響してくるのを恐れてか、何か悲観的に読まれている傾向にあるようだ。
確かに書店に行くと、今まではダイエットなどの健康本や小説が平積みされていた。しかし昨今は趣が変わり、金融不安などの経済書が所狭しと並んでいる。出版不況時に“不況本”が売れるとはなんと皮肉な話である。みなさんも不況本を読んで、不況から生活を守るよう試みてはいかがか。ピンチはチャンスである。
参考資料:産経新聞 より
Drの四方山日記(632)
16日(日)「JB日本接骨師会」主催の公開シンポジウムが東京・新宿住友ホールで行われた。そのシンポジウムのパネリストの一人として参加させていただいた。今回のシンポジウムのテーマは「療養費給付委任払システムの運用のあり方について」で、5人のパネリストが2時間に亘って討論を行った。
今回のこのシンポジウムの目的は6月に朝日新聞が、柔道整復師の療養費委任払い制度を一部のグループが営利目的で悪用したことを記事にし、その誤解を解いて、この制度が国民福祉のために不可欠で有効なものであるということを一般の国民およびマスコミ関係などに理解していただくため開催された。
パネリストも私をはじめ、和田務氏(医療ジャーナリスト),上田孝之氏(元厚生労働省保険局医療課療養指導専門官)、白石聖氏(了徳寺大学 講師)、諸星眞一氏(社団JB日本接骨師会 専務常任理事)と座長本多清二氏(弁護士)の計6名で講話形式で行われた。参加者も一般者、患者さん、業界関係者、学校関係、保険関係、そして朝日放送などマスコミ各社など幅広く定員250名のところ270名が参加して盛り上がった。
私の立場では今の柔道整復師の療養費についてはあまりわからないので「米国の医療制度」や「医学倫理」、「患者さんに対する姿勢」について意見を述べさせてもらった。日本社会では嫌なことを避けて通る習慣があるが、この会のように率先して反省し、どう対応したらいいのかを公開シンポジウムという形で語り合うことは、医療を提供する立場から必要であり、微力ながら協力させてもらったことは私自身大いに勉強になった。
Drの四方山日記(631)
10日、鹿児島県霧島市の駐在所勤務の巡査部長が住居侵入と窃盗の容疑で逮捕された。窃盗といっても物干し場に干してあった女性の下着を一枚盗んだ疑いである。
この巡査部長は地元でも、誠実で真面目な駐在所のお巡りさんとして慕われ、来年の3月で定年退職を迎えることになっていた。このお巡りさんは地元に警察官として奉仕することはもちろん困ったことがあればすぐに飛んできてくれ、相談に乗ってくれる人であったようだ。このお巡りさんは地元では有名な人で、捨て犬を拾って自分の所に引き取り、育てていたという。その様子はテレビでも放映されていた。
そのお巡りさんが何を思ったのかパトロールの帰り、かねてより顔見知りだった女性宅の敷地内にパトカーとめ、家の軒先に干してあった下着1枚をポケットに入れて、帰ろうとした時、ばったり被害に会った女性と鉢合わせになった。あいさつを交わしていた時に、お巡りさんのポケットから少しはみ出した白いものを見た。不審に思ったがそのまま女性は家に入った。お巡りさんはもしかして見られたのではないかと思って、返さなければいけないと思い、下着を物干しに戻した。そこを女性が見てしまった。そのあとこの女性は被害届を出そうかやめようか、6時間にわたって悩んだ。なぜなら日ごろから顔見知りで以前に別の窃盗被害にあった時も熱心に話を聞いてくれていたからだ。
確かに魔が差したとはいえ、下着を盗んだことは立派な犯罪である。正義は正義として正さなければいけないことではあるが、何か人情的にはかわいそうな思いがするのは私だけであろうか。これが時代が変わって江戸時代の名奉行大岡越前だったらどんな裁きをするだろう。百叩きで終わったかもしれない。なんとも哀愁を感じさせる事件である。
参考資料:フジテレビ より
Drの四方山日記(630)
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先日、米国の次期大統領がバラク・オバマ氏に決まった。そこで、翌朝さっそく日本の麻生首相に電話がきた。その際、首相は会話のきっかけにと、名前に引っ掛けて小浜市の話題で切り出した。そしたらオバマ氏が「ああ、知ってますよ。日本に私と同じ名前の都市があることを…」と答えた。そこで首相が「雲仙の小浜はいいところですよ」と述べたが、オバマ氏には通じなかった。オバマ氏はマスコミ報道で話題になった福井県の小浜市のことを思いうかべていたようだ。
雲仙は麻生氏の地元であるため、こちらを強調したかったようだが、残念ながら福井の小浜市しか知らなかったオバマ氏には通じなかった。
日本にこの二つの都市以外に同じ地名がいくつあるか調べたところ、都市としては福井県、長崎県、福島県、愛知県、千葉県の五ヶ所があった。その他地名としては7ヶ所が存在していたのには驚いた。小浜という名は美しい海という意味を持つらしい。
名前がもたらした日米トップのやり取りには何かほのぼのとしたものを感じる。両国の関係も今後このような和やかなものであってほしいものだ。
Drの四方山日記(629)
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大学生の就活(就職活動)は今年までは意外とゆるかったが、米国の金融機関の破綻した9月以降じわじわと影響が出てきた。中には来春の就職が内定していた学生の「内定取り消し」を通告された者まで出てきた。
大卒者の就職の氷河期はもともと、1993年から2004年までの期間に対して言われていた。しかし2000年の氷河期のピーク以降、戦後最長と言われる景気拡大によって就職率が上昇して96%に達し、半ば“売り手市場”となっていた。それが今回の金融危機で企業が採用を控えたため、「氷河期再来」に突入してきた。特に金融・不動産関連企業に多いようだ。
米国の一連の金融危機だけではなく、わが国の人口動態の変化や労働市場の変化による終身雇用、年功序列賃金制の見直しなどで新規大卒者の求人は低下し、企業の中途採用が一般化したのと派遣労働者やパート労働者の活用により、ますます就職が難しくなってきた。
あの世界のトヨタですら業績を下方修正する状況にある。もちろん業種によっての違いはあれ、就職がさらに厳しくなるのは確実であるようだ。ひたひたと足音が聞こえてくる氷河期に大学生にとっては厳しい就活が強いられそうである。
参考資料:産経新聞 より
Drの四方山日記(628)
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日本はまったく平和な国である。夫を会社に送り出した後、妻が何をしているかと思えば、なんとこの妻達は覚せい剤や大麻に手を出しているようだ。それも東京の一等地といわれる麻布、白金、高輪地域や閑静な杉並区や世田谷区など、高級住宅街が薬物汚染されているというから驚きである。それも真昼に堂々と売買しているのにはあきれる。
以前は暴力団がらみで少年少女に密売されていたというのがあったが、近頃は健全に生活していると思われた主婦層に広がっていた。しかも延べ2万人にのぼるというのには驚嘆である。その薬物はイラン国籍を持つ密売人が取り仕切り、当初は渋谷・新宿・六本木などの繁華街で密売されていたが、警察の取締りが厳しくなると自然と住宅街へと移動して行ったようだ。東京周辺には10組織も密売組織があり、常習者は述べ10万人いると言われている。多いときで1ヶ月に2千万円の荒稼ぎをしていた。イラン人の売人の中には医師免許を持つ人間もいたようだ。
覚せい剤や大麻の怖さをまったく知らない主婦たちに売ることは、裏を返せば簡単なことのようだ。住宅街だと人目につきにくいので、路地裏で簡単に売りさばくことが出来る。中には幼稚園や小学校が立ち並ぶ一角で密売していた。一度薬の常習犯になるとそう容易く立ち直ることが出来ないということを知ってほしいものだ。管轄である厚生局麻薬取締部は厳しく捜査して取り締まってほしい。
参考資料:日本テレビ より
Drの四方山日記(627)
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今年の日本シリーズは若手中心の西武ライオンズがベテランと若手を混成した読売ジャイアンツを下して日本一を勝ち取った。3勝3敗タイで向えた第7戦は巨人の先行で進んだが8回裏、ライオンズが片岡選手の足と、公式戦では控えであった平尾選手のヒットで勝ち越した。平尾選手といえば阪神時代、野村監督に切られた選手である。こういうしぶとい野球をする選手を大事な場面で使う渡辺監督はすごい。この第7戦に関しては巨人は通常多く使う戦略で臨んだ。それを逆手にとって選手の心理を見抜き信頼関係で試合をした西武に軍配が上がったように思える。
中二日で岸投手、連投の涌井投手、優勝経験のある石井一投手などをフル回転したところに西武の勝機があった。巨人の場合は肩の負傷の阿部選手を代打でしか使うことが出来ず、それもDH(指名打者)のみという使い方しか出来なかったのがつらかった。
それとエース上原投手をなぜ最終戦に使わなかったか?8回の越智投手がデッドボールを与えた時点で交代すべきではなかったという疑問が残る。確かに上原投手は来年FA取得で大リーグに行くことが確実視されているが、昨日の試合ではまだ巨人の選手である。監督とのわだかまりはあるにせよ、感情を度外視して戦ってこそファンが納得してくれるのではないか。若い越智が死球後制球を乱したにもかかわらず投げさせたショックは過去の巨人の例からして来シーズンまで引きずるのではないかと不安が残る試合であった。
ここまで原監督が若手とベテランをうまくつないで奇跡とも言えるセリーグ、クライマックスシリーズを乗り切ってきたのに、日本シリーズ終盤になってあまりにも戦略にこだわり過ぎた。一方、西武の渡辺監督は若い選手を信じて起用して人間関係を作っていたことが今回の勝利となって出たのではないかと思えてならない。これが巨人にとって目の前まで近づいていた日本一を逃した最大の原因のようだ。
Drの四方山日記(626)
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日曜日のお昼前、一か月ぶりに行きつけの美容院に行った。美容院といえば青山・原宿・表参道が日本のメッカといわれ、美容師であれば誰しもこの場所で一度は働きたいと願うようだ。世界のファションはこの原宿・表参道にお店が集まり、日本の流行の発信地でもある。特に髪型は女性にとっては最重要点であり、ヘアスタイルによって洋服や靴、アクセサリーなどが決められるといっても過言ではない。
表参道のファッションエリアにAKsがある。この美容室には日々ファッションモデル、芸能人などが出入りし、いまやファッション界でも注目を浴びているヘアサロンである。特にこの店を任されているクリエイティブディレクター岡西敦恵さんはカリスマ美容師としてだけではなく、女性を短時間で美しく見せるといわれる“岡西マジック”のできる人物でいまや女性の憧れの人である。
私とは17年来の友人である。私の薄い頭髪を“岡西マジック”で多く見せるテクニックはピカイチで、おかげさまで年齢を感じさせない雰囲気をつくってくれるので、大いに助かっている。彼女はカットの名人でおそらく日本の5本の指に入る人である。私が彼女の身体をチェックし、彼女が私のヘアを見てくれている。お互い友人としていい関係を続けている。いつまでも若さを生み出してほしいものである。
Drの四方山日記(625)
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米国新大統領が決まった。白人のマケイン氏ではなく黒人のバラク・オバマ氏が“米国の顔”になった。各世論調査ではオバマ氏が有利だと報じていたが、白人社会中心の米国では黒人がトップになることは非常に難しくほとんど不可能に近いと言われていた。米国200年以上の歴史の中で黒人は絶えずさげすまれてきた。
何年か前に行われたある州の市長選挙でマスコミの世論調査で黒人候補が優位といわれたが、実際ふたを開けてみたら人種差別の影響で白人候補が当選した例があっただけに、今回もあらゆる方面からオバマ氏当選は懸念された。
しかしオバマ氏は完全な黒人ではなく、白人とのハーフである。父親がケニア人で母親がアメリカ人の白人である。その母親に育てられたため、白人社会で生活し教育を受けた。そのため今回の大統領選では黒人のみならず白人からも支持を多く集めた。以前のキング牧師やジェシー・ジャクソン師、女性のシャリー・チズム氏達とは違っていた。しかしオバマ氏は意図的に黒人になろうとしている、珍しいタイプの政治家である。
現在アメリカは経済不況やイラク戦争を巡る保守とリベラルの対立、白人と他の人種との所得格差の問題など懸案が山積みされている。だからこそ「融和と統合」の訴えが説得力を生み出したのではないだろうか。これからは変革を迎える大事なときだけに、次期大統領であるオバマ氏の手腕に期待したい。
参考資料:産経新聞 より
世相シリーズ105
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連休明けの4日、日本芸能史で経済的に最も成功した男として、もてはやされた音楽プロデューサー小室哲哉氏が大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された。小室哲哉氏といえば人気グループ「globe」のメンバーで、数々のヒット曲で日本の音楽界をリードしてきた。
また若手の育成にも力をいれ、その中の安室奈美恵、華原朋美、篠原涼子、TRFなどを一流歌手としてスターダムに押し上げ、“小室ファミリー”なる言葉まで飛び出した。彼の音楽の才能は抜きん出ており、手がけた曲は当時ヒット曲となり95年から98年までの4年間、連続して日本レコード大賞を獲得した。一時は年間のCD売上高は400億円を超え、高額納税者番付の4位となった。まさに順風満帆の人生を送っていた。
しかしいかんせん当時の彼はまだ若く、音楽については才能があったが、経済的観念がなく、色と欲の生活は当時のマスコミを賑わした。また彼の浪費癖は桁違いでロス、ハワイ、バリ、フランスなどに家や別荘を建て、豪華クルーザー、最高級外車などを所有し、何かアメリカのハリウッドスターを彷彿とさせる生活を送っていた。
しかし時代の寵児もその速すぎる時代の流れについてはいけなかった。あとは転落の一途をたどり、逮捕される直前には預金が6250円しかなかったという。彼ほど栄華を極め、凋落していった人間は果たしているだろうか。まさにテレビの二時間ドラマを思わせるような波乱万丈の展開である。早く罪を償い、金儲け優先の曲作りで疲れ果てた才能を休息させもう一度、音楽ファンに披露してほしいものだ。
参考資料:産経新聞、日刊スポーツ より
話題シリーズ(39)
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このところ医師不足とやらで病気をしてもなかなか病院にかかることが難しくなってきた。風邪をひいたときなどに体温を測ろうとするが、従来の水銀式の体温計だと時間がかかって面倒である。ましてや結果を早く知りたいときはイライラしてくる。そんな時早く結果を知るのに便利なのが「耳式体温計」である。1秒で検温し音で知らせてくれる優れものである。幼児や子供が熱を出したときなどいち早く測れるので非常に便利である。
体温計には大きく分けて三種類ある。従来の水銀式(約10分必要)、電子体温計(約10秒必要)、耳式体温計(約1秒必要)がある。水銀式は脇に入れて測定するものであり、電子体温計はやはり脇で測るものと、口中で検温できるものがある。また体温の計測完了をブザーで知らせてくれる。誤差も±0.1℃とかなり精度が高い。そして最後の耳式体温計は瞬時にブザーで知らせてくれるので、子供の検温には最適である。
耳式の体温計は耳の中の鼓膜の周囲の温度に相当して放出される赤外線の量を測定することで体内の温度を表示してくれる。値段は約4000円くらいするが、ひとつあると緊急の場合に便利である。もともとこの体温計はターゲットが赤ちゃんからお年寄りまで全年齢層に対応している。これからの時代病院に行く前に最低限体温だけでも測っておけば医師の診療の手助けになるのではないか。どんどん普及すればおのずと価格も安くなって、国民にとっては必需品となるだろう。
健康コラム
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2日日曜日、早朝の便で富山に向かった。空港では叔母の家族が我々夫婦を出迎えてくれた。今回は自然を満喫するのが目的なので、日本海の幸を味わいたくて富山湾の一角にある氷見を訪れた。地元富山でもおいしい鮮魚を食べたくなったら氷見といわれるくらい、ここでは獲りたての美味しい魚を味わうことができる。予約してあった料理屋で食べたお刺身(寒ブリ、バイ貝、白海老、イカ、鯛など)はいかにも獲りたてらしく、味は天下一品であった。
昼食の後、山越えをしてお隣の石川県・加賀温泉郷へ向かった。この温泉郷は粟津、片山津、山代、山中温泉の温泉で成り立っている。その中心にある山代温泉に宿泊した。ここは加賀市南部の田園地帯にある紅殻格子に白壁が映える古い町並みが連なる情緒ある温泉である。1300年前に行基という僧が発見したと言われている。あの有名な明智光秀や北大路魯山人が長逗留したことでも知られ、加賀藩の温泉地として栄えてきた。今回は “ゆのくに天祥”旅館に宿泊した。噂に違わず接待、温泉、設備は素晴らしく平日でも満室になるという。心の洗濯には最高の場所であった。
翌朝は大雨であったが昼前に晴れたのでこの旅館から15分くらいのところにある高野山真言宗で有名な那谷寺を訪れた。このお寺は加賀の国でも真言密教の総本山として加持祈祷を行う寺として全国から数多くの人々が訪れる。北陸の代表的な白山の山麓にあり、奇岩遊仙境を中心とした美しい景観を持ち清らかで優麗な女神の住む山として信仰されている。私も子供の頃、父に連れられて何度かこのお寺を訪れたのを覚えている。40数年ぶりの訪問であったので懐かしく思い出にふけった。両親の墓参りをして帰りの徒についた。一泊2日の旅であったが、自然の空気をいっぱい吸って、この“自然智”を明日からの活力になればと思っている。

Drの四方山日記(624)
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